『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
映画館でみた予告編が気になっていた、
9.11で最愛の父トーマス(トム・ハンクス)を亡くしたオスカー少年(トーマス・ホーン)は、
ある日クローゼットから見つけた鍵に、父がメッセージを残しているのでは?と考え、
鍵の入った袋に書かれた「ブラック」という言葉を頼りに
NY中のブラックさんを訪ね歩き始めたが・・・
『めぐりあう時間たち』『愛を読むひと』のスティーブン・ダルドリー監督。
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映画初主演のトーマス・ホーンくんは、すごいです!
あと、間借り人として登場してくる、謎の老人にマックス・フォン・シドー。
口のきけない老人の役ですが、
表情とわずかな動きだけでの表現が、もう、さすがとしか言いようがないです。
なんだか母親(サンドラ・ブロック)の存在があまりに希薄・・・と、思っていたら
・・・やられます。
大切な人との理不尽な別れを、どう受け入れていくのか、
たくさんの人とかかわる中で、彼が気付いたこと、などなど
成長したんだなぁ、と思える清清しいラストが嬉しくなりました。
9.11、と聞いただけで、辛い、悲しい、と
構えて縮こまっていた心も、ちょっと救われる感じでした。
そうそう、関係ないのだけど、脚本のエリック・ロスが・・・きっとワタシと相性が悪い。
(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『フォレスト・ガンプ 一期一会』などの作品)
不思議なことに、時々、気を失うようにふーっと眠くなるんです。なんでだろなぁ。